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アメリカの起業家支援体制充実しすぎワロタ

アメリカの大学生は起業志向が強いみたいな話を聞いてたけど、普通に生活しててもそれは感じなかった。

だけど、今日、授業内課題のビジネスプランを詰めるためにメンターに会いに行って、実際の起業する人の数とか率とかそういうのは知らないけど、バックアップの体制がとても充実してるなと実感した。

 

教授に、自分のプランをもっと深めたいと言ったらまず紹介してくれたのはTempe Campus内にあるChange Maker Office。ここには5-6人用の液晶付き会議机が3つ、ソファスペースが1つ、ホワイトボードが無限にある空間で、久しぶりに会った友人とかと「最近なにやってんの、ちょっと話そうよ」っていうのに最適な空間。グループワークにも使える、快適な空間。誰でも、いつでも使える。

 

で、ここの受付の人に「俺のアイデアへのアドバイスがほしい」と言ったらメンターの予約の手続きを始めてくれた。「来週の金曜日にSKYSONGに行ってね」と言われた。

 

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そんなわけでルームメイトに運転を頼んで行ってみたASU SKYSONG。ここは大学発ベンチャーのオフィスや、学生を使って何かしたい民間企業、卒業生が始めた企業とかが集まっている施設。派手なのは外観だけでなく、中もグーグルのオフィスっぽく、なんだかすごかった。お金をかけて本気で取り組んでるなっていう感じがした。

 

そこでメンターとしてアドバイスをくれたおじちゃんとおばちゃんはSCOREの人だった。SCOREっていうのは定年退職した社会人経験者のおじちゃんおばちゃんたちがボランティアとして起業のアドバイスをする組織。全米にネットワークを持っていて、政府(中小企業庁SBA)が出資している団体。

 

会ってくれたおじさんは元アパレル会社、おばちゃんは元校長先生というばらばらの経歴の人たちだった。1時間のメンタリングの間、アドバイスはもちろん、留学後どうすんのとか、そういう本筋から外れたとこの話もできて、大変面白かった。

 

SFCにもメンター三田会やSFC-IVといったものがあるけど、ASUという、決してトップスクールでないところでもこれだけの起業支援体制があることに、アメリカという国のアントレプレナー発掘への取り組みのガチさがわかって良かった。

 

SFCにも、ホワイトボードとかを自由に使える空間が必要。教室ではなくて。せっかく色んな人が集まっているのに、そういう人たちがコラボレーションする土壌がないから「ひょんなきっかけ」を生む環境が必要。今の所そういう空間は喫煙所くらいだ。自分は非喫煙者だけど、タバコミュニケーションの威力は凄まじい。