若者のツイッター離れ
美人、衛生。
アメリカに行ったばかりの頃、周りの外国人女性がみんな美人に見えた。
逆に、ガーナに来たばかりの頃、周りのガーナ人女性の外見は誰も魅力的に見えなかった。
もちろん今は違う。
今は、アメリカにもガーナにも、自分にとっては綺麗な人もそうじゃない人もいるのがわかっている。というか、今まで日本人に対してだけ持っていた女性の美の基準が、白人・黒人相手にもできた。
ガーナでは、衛生の観念が非常に低い。
例えば肉屋。首都アクラを除けば、屠殺場から客先のキッチンにいたるまでで、一体どの程度の肉が冷蔵されているだろうか。
アクラでも、うちの近所(Gbawe)の肉屋では細切れになった牛肉が軒先でビニール袋内に保存され、そこから客が欲しい量を店員が素手で掴み取る。当然、身は黒かったり、ハエがたかってたりする。だけどそんなの誰も気にしない。
「火を通せばイケる」が唯一の衛生ルールで「運が悪かったらお腹が痛くなる」が常識だ。そして、そんないい加減な衛生意識なのに自分は健腸を維持している。「欧米ほど厳しくなくても大丈夫じゃん」という新たな感覚を持て余している。
異質と交流する絶対量が増えるほど基準が、感覚が、変わっていくのが面白い。
雑多を知って、感覚を研ぎ澄ましていく感覚。
ごちゃごちゃしていたものが整えられていく感じ。
小さな違いをちゃんとわかるようになった感じ。
大きな違いが小さな違いしか生まないとわかる感じ。
「旅の七つ道具」(海外長期)
こんなブログをみつけたので乗っかってみる。
1. SIMフリーiPhone4
これは別にiPhoneじゃなくてもいいです。
防塵、防水のスマートフォンとかあれば絶対そっちのほうがいい。
特に重宝しているアプリは以下の6つ。
・家計簿 - Expense Free. 記入する通貨を変えられるので気に入ってる。
・外貨のレートチェッカー -XE Currency. オフラインでも使えるのがいい感じ。
・Pocket - Webページをオフラインに保存するやつです。Macにも入れてる。
・日出日没の時間チェッカー - Rise. その名の通り。UIがかわいい。
・天気予報 - Weather+. UIがかわいい。
・地図 - Google Maps, MyMaps. PCのGoogle Mapsで作った自分の地図をMyMapsで確認する感じ。
2. ステンレス製のマグカップ
直径10cmの800mlくらい入るやつ。直接火にくべられるから、らーめんとか作れる鍋になるし、コーヒーも飲めるし、軽いし。やったことないけど多分水も浴びれるし。最強。
3. 速乾性のタオル(セームタオル)
長距離バスでお尻の下に敷いたり。見た目が良くないのが残念。まっ黄色。水泳用品コーナーで見つけた。
4. 変換アダプター
自分のは8種類対応。困ったことはない。空港で使うことがあるから、手荷物で持っとくのがおすすめ。
5. 名刺
Mooで作ったやつ。1枚20円と高いけど、インパクトは残せる。Facebookとメールとアメリカの番号が書いてあって、他の旅行者と写真撮ったり情報をシェアしたいときに便利。「あとでFree Wi-Fi拾ったら連絡するね!」みたいな。
6. 安全ピン
もうこれが街歩き最強の防犯なんじゃないかって思う。チャック同士をこれでくっつけとくだけですられることは多分ない。刃物でバックパックを切られるとかじゃない限り大丈夫。
7. 水着(Boardshorts, 海パン, etc)
泳げるし、短パンにもなるし、スパもいけるし、すぐ乾くし。
以上、iPhone、マグカップ、タオル、アダプター、名刺、安全ピン、水着の7つ。
「英語が出来れば世界と戦える」のウソとホント。
英語が出来るだけで世界が広がった!万歳!っていう記事を前にアップした。
あれは本当に心から思っていることで嘘偽りのない実感。
だけど冷静に考えてみると、フィリピンやガーナなど、英語圏であるにもかかわらず搾取され続けている国々もある。
台風30号被災地の混乱、略奪の写真は見るに耐えない。
ガーナ人の国民性は大好きだが、仕事への姿勢はひどいってもんじゃない。
---
自分の周りの帰国子女は優秀な人が多い。組織の中でのバランス感覚とか、発想の自由さとか、本当にすごい。
だけど英語ができるだけの人ももちろんいる。
---
結局、英語で発信するコンテンツを持っている人が戦えるってことなのだと思う。だけど、意識してコンテンツを増やそうと思ってもなかなかできるもんじゃない。そうすると、公教育で教えるべきは何なのか。
自分が国際舞台で戦えている(別に戦ってないけど)理由は語学力と行動力と若さと実行力と思う。この中で高校までに習ったのは語学だけ。行動するやつが偉い、実行する奴が尊い、なんて教わった記憶がない。
もっと、挑戦するやつが偉い、行動に移すやつが偉いっていう風潮を作り出せれば何か変わるのかな。
お金を払えばいいモノを得られる感覚
日本にいたらあまり感じることのない、払うお金が高いほどいいモノが手に入るという感覚。
ガーナの物価は
300mlの瓶コーラが1セディ(50円くらい)
KFCで一人分12セディくらい
普段1セディで飲み食いしている自分。
10倍出せば美味しいものが食べられるガーナ。
300円でも美味しい牛丼が食べられる日本では味わえない感覚。
サービスにはインフラが必要だ。
スクエア、いいよね。
スマホにカードリーダーをつけてクレジット決済ができるあれ。
ガーナでスクエア売れないかなって思って考えてみたんだけど、スクエアが流行るためにはまずクレジットカードの普及率を上げなきゃいけない。そのためには銀行口座を持たせなきゃいけない。超絶長い道のりだ。国民の銀行口座保有率が30%くらいの国では難しい。
アマゾン、いいよね。
インターネットで買い物ができるあれ。
ガーナでアマゾンが流行らないかなって思って考えてみたんだけど、アマゾンが流行るためにはまず運輸網の整備をしなきゃいけない。そのためにはまず、住所を割り当てなきゃいけない。超絶長い道のりだ。自分の住所がわかっている人があまりいないし、行政がそれを管理しているかも怪しいような国では難しい。あとアフリカだからネーミングはアマゾンよりナイルだな。
テクノロジーの最先端(シリコンバレー)で生活したあとに発展途上国にくると、驚きの連続で毎日超楽しい。
サービスの前提にあるインフラ。当たり前だと思ってたけど昔の人の努力の上に成り立っていることを再確認した。