淵野辺から世界へ!

20代。140字以上。

ブラックパンサー、カメラを止めるな、万引き家族、ボヘミアン・ラプソディ

今年印象に残っている映画のまとめ

 

#ブラックパンサー

ヒーロー物は嫌いだけど、政治的なメッセージをすっごくきれいに物語に落としこんでいて、勉強になった。

 

#カメラを止めるな

この映画がヒットする時代背景や、低予算感が、日本の衰退を感じた。あとはシン・ゴジラのヒットの翌年のヒットがこれで「大作映画と低予算映画が交互に流行る」みたいなのを感じた。

 

#万引き家族

脚の描写がまだ消化しきれていない。

脚の不自由なおばあさん、心を開いた客に脚も開く娘、脚を怪我するおじさん、脚が原因で崩壊する共同体。新しい娘の成長を描くのに印象的な「狭い家の中から出ていないから歩き方がぎこちなかったが、新家族に入ってからは走れるようになる」、脚、脚、脚。おかあさんは何かあったっけ。

 

#ボヘミアン・ラプソディ

泣いた。最後の曲がdays of our livesじゃなくてあの曲だったのに監督の意志を感じた。やせ細ったフレディではなく、強さを鼓舞するフレディ。

 

 

インド映画の"シェフ”(2018)はなんか良かった。

年末インド行くのでもう一回みておきたい。

最近よく聞いているアルバム(2018年11月)

去年に続き、最近聞いている音楽をまとめたい

 

 

- CIRRCLE "Fast Car - EP" (2018)

- E^ST "Life Ain't Always Roses" (2018)

- Ásgeir "Afterglow" (2017)

- Elliott Smith "Roman Candle" (1994)

- LANY "kinda" (2016)

- Jón Olafsson & Futuregrapher "Eitt" (2015)

- Jorja Smith "Lost & Found" (2018)

- Sabrina Claudio "No Rain, No Flowers" (2018)

- Tom Misch "Geography" (2018)

- The fin. "There" (2018)

- 折坂悠太 "平成" (2018)

- ハンバートハンバート "家族行進曲" (2018)

- 小袋成彬 "分離派の夏" (2018)

 

全体的に、去年よりも落ち着いたテンションの印象。

 

Elliott Smithは2週間かけてアイスランドをロードトリップしてたときにひたすら流していた曲。仕事のピーク明けだったこともあり、頭がぐるぐるしてたから、いわゆるアコースティックな感じがすごく良かった。

 

アイスランドに行くからには!とÁsgeirやJón Olafssonを聞いてみたが予想以上によかった。ビョークは疲れるから聞けないけど、彼らの音楽はとても耳馴染みが良い。

 

少し疲れるのは小袋成彬やE^STか。ちゃんと聴かなきゃいけない感じがするから普段は聴かないけど、深夜のオフィスの作業終えたあたりに聴くとちょうどいい。

 

折坂悠太の平成は一生聴くかも。最新のEPやあさまはイマイチ刺さらなかったけど、平成はすごい。

 

CIRRCLE、TOM MISCH、LANYは流行りで終わりそう。SabrinaとJorjaはLAにいたときずっと聴いてたけど、帰国後はそこまででもない。

 

 

うまく回り始めてきた

 

去年末、業務範囲が変わったときに、決意表明のような日記を書いた。


 

目標だった100日くらいでうまく回せるようになるということは叶わなかったけど、あれから半年くらいが経った今は、かなりスムーズに仕事ができている。

人と時間が足りないから、効率化と人員の振り分け、自分のスキルアップを目標にした。結果、業務がうまく回るし、チームを率いる仕事の楽しさも感じている。

 

それで「最近、なんか上手くいってるかも〜」とか思ってたら、もっと大きなチームを見ることになった。2018年の残りの半年は、小さなチームでの成功体験に再現性があるのかの検証や、それを更に伸ばせるか、担当チームだけでなく会社全体にポジティブな何かを残すということに使いたい。

 

 

27

去年の今頃はマダガスカルに向かっていた。

スタートからしてこんなの面白いんだから、26歳の一年間はスーパーファンシーに決まってる、なんて思ってたけど、今年はそんなにイベントはなかった。


新しいことや、何かを作ることもした。

それはピザ釜を作ることだったり、スノーボードに週一で通うことだったり、或いは仕事ではフロント業務から、バックオフィスに移ったことだったり。


だけどそこに新鮮な何か、今まで見たことも想像したこともなかったような景色はなかった。

25歳でできたことが少しずつパワーアップしている感じで、今まで無理してやっていたことが、無理なくできるようになった感じ。普通。どうしたもんか。

 


自分が何を求めているのか、これからの人生を何にかけようかとかを考えるために、今年もたくさんの作品を消費した。

勝手にふるえてろとか、BLUE PERIODとか、アートパワーとか、面白い作品はたくさんあった。

映画も漫画も本も、たくさん消費した。でも何も残っていない。まじか。

 


頭を振り絞って、自分に中に何が蓄積されたか振り返ってみると、それはもしかしたらフロムの愛するということ、映画ひつじ村の兄弟、イノウエブラザーズの本など、恋愛的な愛とは違う意味での愛、兄弟愛の類の愛みたいな話なのかもしれない。


だから今年のバースデーウィークは、フロムの生まれ故郷フランクフルト、ひつじ村の兄弟のアイスランド、イノウエブラザーズのロンドンを20日間くらいかけて回ることにした。

こうした聖地巡礼的なことをしたところで、そこにあるのは記念碑とか、看板とか、住所という記号でしかないことはわかっているが、むしろ興味があるのはそうした場所の前に立った自分の中でどんな感情が湧き上がるのか、または何も起こらないのか、という変化。


27歳、どうなることやら!

 

モンゴルのシャーマンと、もののけ姫の話

少し前、仕事でモンゴルに行ってきた。
環境問題の現地調査という名目で、文化や産業についてのレポートを作るために飛んできた。

我ながら、相変わらず訳の分からない仕事をしていると思うが、この旅行のハイライトはただ一つ、現役のシャーマンに会ったこと(シャーマンに引退はあるのだろうか)。

 

 

ある現場から次の現場へに草原を移動中、一張のゲルに立ち寄ることになった。
ガイド曰く、そのゲルにはシャーマンが住んでいるとのこと。


シャーマン!!!!


なんと甘美な響き。アニミズム。いたこの最終型。プリンセス・ハオ。知っていることはそれくらいだけど、道中の草原で「よみがーえーれー」と口ずさんでしまったほど、わくわくが止まらなかった。まさか自分の人生でシャーマンと知り合うことになるとは。意味不明すぎて、もうこういうの本当大好き、って。

 

それで、現場についたら40代くらいのスリムなおねえさんが出迎えてくれた。ヤギの乳を発酵させて固めたアメみたいな何かをくれた。口にはいれてみたけど、それはただの酸っぱい石だった。

 

ガイドが、この女性がシャーマンだと言い、ゲルの中を見せてくれることになった。

中には狼の毛皮や鷲の羽が刺さった仮面、楽器や数珠が大量にあり、なんというか、なんというか!もうサイコーだった。

 

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帰国してから思ったけど、あの仮面と毛皮は完全にもののけ姫だ。

 

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2018年も、サイコーなイベントがたくさん起こりますように。