淵野辺から世界へ!

20代。140字以上。

変わらないものについて考えてみる

昨日、高校の同級生とごはんを食べた。

「仕事が長引きそうだから、21時スタートにしよう」ってやりとりのあと、名古屋駅の時計のところで会うことになった。

少し早く着いて、駅ビルのレストラン一覧の看板を見ていたとき(つまり壁に向かって立っていたとき)、後ろから肩を叩かれて仰天した。多分、変な声も漏れていたと思う。振り向くと彼だった。「立ち姿や振る舞い、所作がまったく変わってなかったから、すぐわかった。」とのこと。

 

 

20代前半くらいの男とばかり付き合っている女性(30代)の話をきいた。「前はたしか、結婚を前提に40代と付き合っていなかったっけ」と聞いてみると「交際が長くなると、男はいくつになってもガキであるってわかってしまった。40過ぎてもこうなら、せめて顔がタイプの子と添い遂げたい」と寂しそうに言っていた。

 

 

高校のとき「この子はなんて面白いんだろう、もっと一緒にいてみたい」と思っていた友達がいた。大学に入って、しばらくぶりに彼女に会ってみたとき、変化のなさに冷めてしまったことがある。その時に気づいたのは「彼女は当時、大学生とばかりつるんでいたから大人びていて、面白かったんだ」ということ。だから自分が「当時の彼女のネタ元、大学生ノリ」をそれなりに経験した結果、面白くなくなってしまった。彼女は変わらないけど、自分が変わってしまった。

 

 

いま、好きな人がたくさんいる。だけど、今、自分が好きなポイントが、年齢によるものなのか、あるいはその人の性質によるものなのか判断ができない。

 

巷には「昔はいい人だったけど、変わってしまった」「久しぶりに会ったらマルチの勧誘をされた」なんて話が溢れている。なんなら、変わってしまうモノのほうが多い気もする。