淵野辺から世界へ!

20代。140字以上。

拝とダイヤモンド

インドのタミルナド州のMaduraiにきている。

この街にはインドでも有数の大きさのヒンドゥー教の寺院があり、街はこれを中心に発展しているよう。


寺院の近くには、宝飾店が集まっている。

ふと、以前訪れたイラン有数のモスクがあるMashhadも、街中に宝飾店があったことを思い出した。


このストリートは宝飾店が、こっちはフルーツショップ、花屋、本屋、文房具、キッチンウェア、など、多くの国の都市部では、専門店が集まって商いをしているのは気づいていた。

ただ、大規模宗教施設の周囲に宝飾店街があるのに、気をつけたことはなかった。


街の成り立ちに想いを馳せてみると、多分まず宗教施設があり、そこには権威(=だいたい、お金持ち)がいた。

お金持ちの友達はお金持ちだから、宗教施設にはお金持ちが(も)集まる。お金持ちは宝飾店の顧客だから宝飾店も集まる。

または、メッカ参りのように、ある人にとっては一生に一度の機会で、そこには普段着ではなく晴れ着、着飾っていく人が多い。ハレを彩るのに宝飾は不可欠だから、宝飾店が集まる。さらに、周りの着飾ったひとたちを見て、購買意欲がぐんとあがって、せっかくだから私も、と買ってしまう、という人もいるだろう。

 

旅行中はこんなことばっかり考えている。