バケツに水を組んで体を洗う生活をして3週間が経った。
その間はもちろん、シャンプーなんて使ってない。ひげボーボーだし日焼けもしたし、どんどん汚くなっていく。
テレビでたまに見かける、”「職業、旅人。世界が俺の庭。」とかほざきながらきったねえ髭面でハワイの夕焼けについて語るナオト・インティライミみたいなおっさん” を毛嫌いしていた。海外旅行しただけの奴が偉そうに語ってんじゃねーよって思ってた。今、見た目はあいつらと同じ。偉そうに語っているところも一緒。
昨日1日いとまをもらって首都を散歩して回って、カメラで色々撮ってた。
そしたら子供がよってきた。現地語しか話せないし、そもそも小さい子供が苦手だから最初すげー嫌だった。だけどそいつらがあまりにもいい顔で阿呆なポーズを連発するもんだから写真を取りながら楽しくなっていった。レンズ越しに、ああこれが屈託のない笑顔かと実感していた。
facebookでたまに見かける「インドの子どもたちと*」とかいう写真がすごく嫌いだった。
「貧乏だけどみんな素直で心が洗われる」「お金がなくたってシアワセ♡」みたいなコメントを見るたびにすごく嫌な気分になっていた。それは彼女らに対する嫌悪感ではなく、どーせ偽善だろ、ファッションだろ、途上国支援しちゃうアタシをアピールしたいだけだろみたいな言葉が頭をよぎる自分自身に対して。昨日、帰って早速したことは同じような写真をfacebookにアップロード。もちろんコメント付きで*
不幸な思考回路を少しずつ組み直す毎日。