淵野辺から世界へ!

20代。140字以上。

シリコンバレーの面白いところ。

シリコンバレーにきてから1ヶ月くらい経った。ベンチャーキャピタルという場所柄、スタートアップのピッチを50くらい見た。

 

ここまで見てきて気付いたシリコンバレーの面白いところはアイデアではなく、アイデアに対する周りの反応。ビジネスプランやアイデアの面白さは日本のスタートアップの人たちも十分すぎるほど持っている。この点に関してはシリコンバレーならでは!という感じはしない。

だけど、そのアイデアなりプランなりを聞いたあとのオーディエンスの反応は全然違う。面白くないアイデア、実現可能性に乏しいアイデア、そのアイデアのどこがいけないかを指摘するのが日本のピッチコンテスト。財務計画が、マーケティングプランが、ってそりゃ叩けば足りないところだらけに決まっている。だけどシリコンバレーのピッチでは、その足りないものだらけのアイデアがどうやったら面白くなるか、このチームをどの人と繋げたら面白くなるか、を積極的に考えて、フィードバックをくれる。

 

個人に対してではなく、一定の集団に対して起業家がピッチ(つまりピッチコンテスト)をする意義って、この部分を大勢で真剣に考えられることだと思うし、例え自分のアイデアに有効なフィードバックを得られなくても、他人へのフィードバックをきいてそれが結果的に自分のためになることもある。

 

投資家やVC、弁護士なんかを『有望な起業家を囲むハイエナたち』ってする表現も知ってるけど、みんなで面白いことやろうぜ!っていう表現のほうがしっくりくる。まあ学生だしね。