最近、アメリカでインターン探しをしている関係で、履歴書(resume/CV)を書いている。ここで初めて突きつけられたのは自分を売り込める要素、評価されるであろう事柄の無さ。今まで何となく、留学したし、日本語と英語いけるし、インターンもしたし、とか思ってたけど客観的な評価に耐え得るものがないこと、また自分と同じような強みの人なんてごまんと居ることに気付いた。コモデティ化したら勝ち目は無い。
そんなことをSFCを卒業してシリコンバレーで独立してやってる先輩に相談したらこんなアドバイスをいただけた。
「僕がファーストキャリアで自分を売り込むときにアピールしたのは大学時代の2つの専門(コミュニケーションxIT)によって社会のどういった問題にアプローチできるか、またそれがどのように会社のニーズに絡んで行くかについて。SFCの強みの一つである研究会掛け持ちは当時は珍しく、今でも十分通用することだから異なる分野の研究会で経験を詰めばそれは立派な強みになる」
なるほど、と思った。
例えば会計とITの知識があれば社会の中でぴたっとハマる場所はあるだろうし、それはきっと自身の適正とも離れていない、さらに競合も多分あんま居ない。
そんなわけで一刻でも早くSFC生に伝えたいのは
「とにかく2つ以上の分野の研究会に入っておけ。ASAPで」
また、研究会を決めるときには将来の社会のニーズとか想像したらもっといいんじゃないかな。今だったら、国際関係と金融が熱いし、途上国支援に興味があるんだったら経営・会計の知識は武器になる。無限の組み合わせってKREVA先輩言ってたし。
SFC批判であげられるのは「浅く広くやってるから専門性は糞でしょ」っていう意見。確かに研究会を除けば政治学科ほど政治の授業は深くないし、美大ほどデザインは強くない。だけど政治をデザイン的な考え方で見れる人って多分世の中にそんなに居ない(それがどういう人なのか見当もつかない)から、それは立派な強みになる。
他の人が当たり前に感じてたっぽいことを、SFCから離れてるときに気付くとは。ああ留学して良かった。