淵野辺から世界へ!

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アメリカがイノベーションを生み続ける理由がわかった

今、ビジネスプランを作る授業で3分間のエレベーターピッチをしてきた。

本当はピッチをするのは来週からの予定だったけど、来週だと目立てないから、事前にお願いして今日やらせて貰った。

 

ピッチ自体は笑いを取りにいったとこでスベったり、時間が20秒くらい余ったりと、課題がいっぱいあったけど、概ね好評価を貰えた。嬉しかった。

 

と、普通はここで終わるはずだけど、今日はいつもと違った。

 

講評の後教授が「PC繋ぐからデモ動画を皆に見せてよ」と言った。

実は、前回の授業後に教授にピッチを皆より早くやらせてほしいとお願いした時にこんなやりとりがあった。

 

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「来週じゃなくて、今週ピッチやらしてくれませんか?デモ動画もあるので!」と言ってデモを見せようとする俺。

デモには一瞥しただけで「おっけー。じゃ、木曜に」と言って去るおじいちゃん教授。とにかく目立てるからいいけど、もうちょっと興味もってよとヘコむ俺。

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それで、そのiPhoneで撮った無加工の動画をスクリーンに映す。

 

再生中、教授がコメントを挟む。

「僕がこの授業が好きなのは、こういうイノベーティブなものが生まれるのを見れるからなんだ」

「ほら、ここがクールだろ」

とか嬉しそうに説明する。完全に孫と遊ぶおじいちゃんの顔だった。おじいちゃんは動画に興味がないのかと思って少し落胆していたのだけれど、違った。おじいちゃんは生徒の皆と一緒に驚きたかったんだ。なんて可愛いおじいちゃんなんだ!

 

驚いたのは、それだけではない。動画の再生中、なんと生徒側から歓声が上がったのだ。僕は、心から、頑張って良かったと思った。

 

 

こうして、僕は生まれて初めて歓声を起こした。気持ちがよかった。 

しかも、スタンフォードMBA出身のおじいちゃんのすげー良い顔が見れた。

 

 

今日、アメリカがイノベーションを生み続ける理由がわかった。

制度が充実しているとか、VCがいっぱいあるとかは本質じゃないとわかった。

アメリカでイノベーションが生まれ続けるのは、何かを作ったときに、きちんとそれを評価するカルチャーがあるからだ。すげー!って言ってくれるカルチャーがあるからだ。そうしてそれがモチベーションに繋がるんだ。

 

 

fooooo!!!!