昨日、東部コネチカット州の小学校に20歳の男が押し入り銃を乱射、児童20人を含む26人(15日11:20現在)を射殺後、自殺した。
(コネチカットはニューヨークの近く)
(産経オンライン)
これは2007年のバージニア工科大学での事件に次ぐ無差別殺人の死者数で、米史上2番目の多さ。
日本でも話題になった2011年のアリゾナ州ツーソン銃撃事件や今年7月にコロラド州オーロラの映画館銃乱射事件は記憶に新しいけど、それ以外にも、2000年以降の学校を舞台とする銃犯罪は70件を超えている(2012年は7件)。舞台を学校に限定してるのに、70件を超えるってやばい。
平成23年警察白書によると、平成22年(2010年)に日本では35件の発砲事件が起こっており、11名(うち3名が暴力団関係者)が亡くなっている。2011年のNational Vital Statistics Reportsには2009年にアメリカで銃によって亡くなった人は11,493名とあるから、すんごいね。これは人口10万人あたり3.7人の割合。
各州の拳銃の所持数はここに出てる。
日本人の僕は、こんだけ人が死んでるんだったら規制を強化した方がいいんじゃない?という考えにすぐに至るけど、アメリカでは半分くらいの人が「いや、今のままでええわ」と考えてるんだから驚き。
オバマは銃規制に肯定的とされていて、今回の件を受けて「銃による暴力撲滅」を明言したけど、彼の報道官は今回の事件を受けても「(銃規制に関する議論は)いずれあるだろうが、今日はその日ではない」としているから、いかにアメリカ国内で意見が割れているかわかる。
友人でも「人を殺すのは人であって、銃ではない」っていう意見に賛成の人が多く、「みんな持ってんだから自分だけそれを捨てるのは愚か(自分の身を守れなくなるから)」っていう考えが一般的っぽい。
「自分の身は自分で守る」の国だから、できる限りのこと(=銃火器の所持)をすべきってのはわかるけど。わからない。
下記、銃を持って暴れる人が現れた場合の、対処法。
逃げろ。隠れろ。さもなくば戦え。
RUN. HIDE. FIGHT. Surviving an Active Shooter Event - English