淵野辺から世界へ!

20代。140字以上。

世界大学ランキングの新しいやつが出た。

さきほど、英紙Times Higher Educationが世界企業のCEOの輩出数ランキングの最新版(AMI)をリリースした。

 

日経の記事によると『英教育専門誌、タイムズ・ハイヤー・エデュケーションは5日、世界的な大企業トップの出身者数で順位付けした高等教育機関100校のランキングを発表。日本からは東大が2位、慶応大が9位に入った』とのことらしい。

 

AMIは、米フォーチューン誌が出すフォーチューングローバル500(FG500)という世界企業ランキングに載っているトップ500企業のCEOの出身校を出したもの。この表(クリックすると多分PDFのダウンロードが始まる)によるとハーバードは25、東大13、慶応8のCEOを排出しているがわかる。

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(WURは世界大学ランキングの略)

 

で、AMIとFG500をくっつけた表を作ってみた。

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予想通り、ランキングが関係ない結果が出た。

 

あれ俺何がしたかったんだっけ。

アメリカで宿泊先を探す時に役立つ3つのステップ

アメリカ、びびるほど危なくはないけど、気を抜けるほど安全でもない。だから旅行でも家探してもなんでも、安全を確保するのが一番大事。今回はこの1年の3回の家探しから得たノウハウをシェア。

 

 

宿泊先探しの3つのステップ

1)Spot CrimeとかCrime Mappingで治安を調べる

shooting(銃犯罪)が多ければ場所を変える/道が一つ違うだけで治安が変わるので、範囲を絞って詳細に調べる。

 

2)ExpediaAirbnbCouchsurfingCraigslistなどで空き部屋を探す

Expediaは2日から1週間くらいの短期観光に安いホテルとかを見つけるときに。Couchsurfingは現地人との交流に1−3日くらい。Airbnbはグループとかでアパート借りて1−2週間滞在する場合に。Craigslistはインターンとかで3ヶ月以上とか暮らす場合に便利。いずれのサービスを使う場合でもカスタマーレビューがついてる奴はそんなに外れがない。

 

3)送られてきた写真とかをGoogle画像検索で調べる

あなたが現地情報を知らないことをいいことに、他のサイトの写真を載せている場合もあります。気に入った部屋があったら、お金が発生する前に検索を。

 

以上。

 

先週、craigslistで家探しをしてたら、まさに違うところの写真(めっちゃいい感じの家)を格安で提供するみたいな奴に当たったから、お気をつけて。画像検索ってホント便利。

 

 

2)の補足

多分これは学生しかやれないと思うし,成功率はかなり低いと思うけどfacebookのグラフサーチを使う方法も。サンフランシスコに泊まりたいんだったら『友だちの友だちでUCSFに通っている人』みたいなのをやればcouchsurfingよりも安全に滞在先を確保できるかも。

僕はテキサスでこれをやって最高の友人ができ、かつ宿泊費も安く抑えられるという経験をしました。

アマゾンに負けない本屋。

地元の本屋さんがアマゾンに勝つ方法に関心がある。

 

行き着く先はいつも同じで「ヴィレッジヴァンガード化すればあるいは」というものだ。ヴィレッジヴァンガードについてはこちら(知的興奮がビジネスの出発点――ヴィレッジヴァンガード成功要因を探る 2011/3/2

 

アマゾンの売上ランキングやリコメンド機能にできないことは何か。書店員さん個人の独断と偏見に任せて商品を陳列すること。買物の体験を面白おかしくする事。暇だな、ヴィレヴァン行くかって気にさせること。いつ行っても何か発見があること。ヴィレヴァンで手に入るものは全てアマゾンでも買える。だけど僕らはヴィレヴァンに行く。それはそこにストーリーがあるから。本の読み方を提案してくれるから。本と一緒に、それを読む時にかけるCDが並んでいるから。

 

 

「この本が売れています」が、今までの本屋。

全国どこの本屋に行っても大体同じ品揃え、出版社ごと50音順に配置された倉庫みたいなお店。

 

「この本を買った人はこんな本も買っています」が、アマゾン。

大体、同じ分野の本か、作者の本を勧められる。悪くない。

 

「この本をこういう風に読むと楽しいです」がヴィレヴァン

本は自由にあるべきだっていう考え方もわかるけど、具体的に示されることによって、その本を読んでいる自分の姿は想像できて、しかもそれが結構イケてる感じ(=サブカル感?)がして、わくわくする。

 

どうやったらお客さんの買物の体験を豊かにできるか、店ごとの個性を出せるか、そこに、書店の未来があると思う。本屋が本以外も売るのはこれから普通になるだろう。

 

ところで、本屋だから本だけを置く。八百屋だから野菜だけを置く。というのは小売業全てが脱出すべき考えだと思う。

 

一昨年ヨーロッパを旅行したとき、店のショウウィンドウのこだわりがとても印象的だった。どの店も個性的で「本屋なのに、本じゃないものがディスプレイに並んでいる」はザラだった。

高級ブティックは特にそれが顕著で、スワロフスキ(左/ウィーン)や、ルイヴィントン(右/ベルリン)はとても綺麗だった。

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こんな風に、今までの常識を捨てて、モノの魅力をちゃんと伝えられたら、アマゾンに負けない、すげー店が出来上がるだろう。

 

魅力あるもの、だけどその魅力がちゃんと消費者に届いていないものを発掘して、日本をより豊かにしたい。 

 

最強の中小企業の作り方。

Facebookで17万likeを集める人気のページがある。

 

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土屋鞄製作所という革製品を扱う工房だ。

土屋鞄製作所は、従業員210名、売上高38億円の至って普通の中小企業。Facebookページも、流行の診断アプリは無く、iPadが当るキャンペーンをやっているわけでもなく、写真を更新するだけだ。 なのに、17万(男女比10対7)ものファンがいる。

その魅力は更新される写真の工夫のされ方。普段伺い知ることのできない職人達の日常をすごく効果的なやり方で伝えてくれるから「俺もいつかはここで鞄を買いたい」と思ってしまう。トヨタの「いつかはクラウン」みたいな感じ。違うか。

 

要するに「職人にとっては普通なこと、でも普通の人が面白いと思うこと」の選定がめっちゃ上手いのだ。

これ、文字にすると簡単だけど、実際に考えてみるとすげー難しい。

 

僕は伝統工芸品の見せ方を四六時中考えていた時期がある。職人の日常を切り取って、お客さんとの距離を縮めて、商品の背後にあるストーリーを伝えようと頑張った時期がある。工房、家族、休憩中の様子、街全体、、、とにかく人間味やストーリーを伝えるのに四苦八苦した。そんな風に考えて、実際に動いたことがあるからこそ、土屋鞄のページのすごさが十二分にわかる。

ひとつの鞄が生まれるまでにどんな人たちが関わっていて、その人たちはこういう思いでやっていて、っていうのを伝えてくれる。すごい。土屋鞄で買物したら、思わず人にこの鞄はね、って話を始めてしまいそうだもの。

 

一つ注文をつけるとしたら、動画がダサい。vimeoに企業ページがあるのだけれど、どれもいまいちクオリティが低い。というか、写真がすごすぎるから、動画にも同じものを求めてしまう。質の高い動画の更新を始めたらきっと本当に手をつけられなくなる。

 

 

確信。日本の多くの職人と呼ばれる人たちが土屋鞄のようなアプローチを仕掛けられたら、日本は変わる。 縮小し続ける日本の伝統工芸品産業が絶対変わる。有名デザイナーとコラボするより、彼らが元々持っている魅力を伝えた方が、長く、無理なく続くだろう。柳宗理とコラボした南部鉄瓶が一過性であったのは記憶に新しい。

 

職人が無理なく続けられるっていうのはとても重要なことで、これを考え抜いた結果上手くいっているのがGood Design Companyと中川政七商店のコラボだったり、あとはちょっと違うけど越後妻有のトリエンナーレもそうか。あれは地域に元々ある魅力を研究しつくして、無理なくアートとくっつけられている。3年ごとっていうのもポイントっぽい。

 

 

こんな風に、未来を考えるのが、好きだ。

今ある素敵なものが、これからも素敵であり続けるための方法を考えるのが、好きだし、将来も多分こういう方向にいくと思う。それは広告なのか、Growth Hackerなのか、コンサルタントなのか、わからないけど。

アメリカ、大学生、自殺。

つい先ほど、キャンパス内のビルから女子学生が飛び降り、亡くなった。

Student jumps to her death on ASU campus

 

NIMH(厚労省みたいな省庁の機関の一つ)によると、2007年のアメリカの自殺率(人口10万人あたりの自殺者数)は11.3と日本の23..8から見ると低く見える。自殺者数は34,598 人。

20歳から24歳にかけての自殺率は12.7と全年齢の値より少し高い。

 

2008年のアリゾナ州内の自殺率は男性23、女性7の14.8。

 

自殺といえば日本や韓国、東欧諸国のイメージだったけど、アメリカでも深刻な問題であることには変わりないみたい。

 

これからの大学の対応がとても気になる。

 

 

自殺する人が一番嫌いだ

BufferとTwilogを使ってブックマークをしよう。

前に、グーグルさんくっそ便利っす。って記事を書いたけど、もっと頻繁に記憶を補ってくれてるのはBufferTwilogってことに気付いた。

 

面白かった記事をbufferで専用のtwitterアカウントに流して、検索はTwilogからする。

 

いつから始めたか忘れたけど、結構便利で簡単だから、おすすめ。

アルジェリアと日本。テロと自殺。

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このツイートを見て、日本で自殺する可能性とアルジェリアで民間人がテロにあう率はどっちが高いか気になった。

 

日本の自殺率は25%くらい。(※自殺率:10万人あたりの自殺者数)

 

アルジェリアの人口は約3600万人。

アルジェリア政府は正式な治安データを出していないからアメリカ大使館が出した2011年のレポートによるとアルジェリアはこんな感じ。

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民間人で何らかの被害にあった人は合計323名。10万人あたりだと0.00001人くらい。

 

 

…ああでも誘拐された人数とかわかんないな。あとデータで出てないのが10倍くらいありそうだな。うーん。あとはそもそも分母を外国人数、分子を外国人被害者数にしなきゃ意味ないな。あと日本人が日本で自殺する率と日本人がアルジェリアでテロにあう可能性の比較をしたいならまた全然違うな。

 

 

結論:よくわかんない。統計の勉強したい。