最近、愛について考えることが多い。
きっかけは エーリッヒ・フロムの「愛するということ」を読んだこと、そしてTHE EUGENE Studioが銀座・資生堂ギャラリーで開催中の「1/2 Century later.」に行ったこと。
どちらもかなり面白く、フロムの方は生涯持ち続ける本になりそう。
エーリッヒ・フロム「愛するということ」で語られたこと
- 人は愛について考えるとき、愛するより、愛されることを考えがちである
- 人は愛するという行為を、誰もが生まれながらにしてできるものと思っているが、そうではない
- 人は愛するという行為を、恐れている
THE EUGENE Studio "1/2 Century later." で見たこと
- 2001年宇宙の旅のエンディングのモノリスが居る部屋を再現したもの
- ただしモノリスの代わりにあるのは白く塗られたキャンバス
- そのキャンバスはアメリカっぽい国で撮影されたビデオが添えられている。
- ビデオには老若男女が一人ずつそのキャンバスにキスする場面と「愛とはなにか」についてのインタビューが含まれている。
- キャンバスを恋人に見立て優しくキスする人、とにかく言われた通りに感情無くキスする人、顔のあたりにキスする人、はたまたお腹にキスする人、愛について考えるとき、その白いキャンバスに誰を投影するのか個性が出ていてかなり面白かった。
まさか自分がこんなことを考えるようになろうとは、思わなかった。